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次回は「語られなかった女性の物語と死」というテーマで、アーシュラ・K・ル=グウィンの『ラウィーニア』を読解していきます。
ローマ帝国建国叙事詩、プーブリウス・ウェルギリウス・マローの「アエネーイス」の中にアエネーアスの妻として登場し、ヘレネのような争いの種、そして建国の母として描かれるも「熟れ、摘み取られることを待つ乙女」としてしか描かれない女性、ラウィーニア。語られなかった女性の声と生を、『ゲド戦記』、『闇の左手』の作者のル=グウィンが小説形式で語ります。
初回は、予備知識として共和制ローマからローマ帝国初期の歴史、ラテン語、ラテン語の韻文(特に六脚韻とエレゲイア調について)の解説を行います。香川ではなかなか聞けない話だと思うので、こちらもぜひ!