トピカが今後の塩江の特産品として開発を進めているエッセンシャルオイルの抽出実験が行われました。今回挑戦したのは、ヒノキ、ユズの葉と枝、ラベンダー、地元の方々が栽培している柑橘の皮ミックスの4種類です。(全て塩江産!)
抽出方法は一般的な水蒸気蒸留法を用いて行いました。水蒸気蒸留法を単純に説明すると、圧力鍋の中で材料を蒸し、排出される水蒸気を冷却することで精油(エッセンシャルオイル)と芳香蒸留水(フローラルウォーター)を分離する方法です。
できるだけ細かく粉砕した材料を、鍋に入れ、それ自体が螺旋状で美しいガラス細工である冷却管を通してオイルとウォーターを分離します。エッセンシャルオイルは材料の重量に対して採油率が0.1-0.9%程度(真正ラベンダー)と非常に貴重なものです。
大型の蒸留機では初めての実験だったため、失敗も覚悟していたのですが、全ての材料で十分な精油が取れ、実験は概ね成功しました。
今後は、精油の原料となる植物の安定生産や供給路の確保と商品化にむけた製品の質の確保、法律的な問題のクリアを目指して進めていきます。専門の部署があるわけではないので、時間はかかるかもしれませんが、首を長くしてお待ちいただければと思います。
商品化まではしばらくかかりますが、抽出ワークショップなどは今年も開催するかも? ご期待ください!